ファクタリングの会計処理、どうする?

ここでは診療報酬を活用した資金調達であるファクタリングを利用した時の会計処理や仕訳、勘定項目について解説していきます。

大前提として、ファクタリングという資金を調達する方法は、銀行など金融機関からの借り入れや新たな融資とは異なるものであることを明確にしなければなりません。つまり、借り入れや融資ではないため、ファクタリング利用で得られる資金は負債ではないということです。このことをしっかりと頭に入れておいてください。
一般的な会計処理に則って考えると、ファクタリングは売掛金を譲渡したことになりますので、扱いとしては売掛債権譲渡という形になります。勘定項目においては、金銭債権譲渡損に該当するのです。

具体的に考えてみましょう。例えば、200万円のレセプト請求をし、それをファクタリングとして利用する場合、ファクタリング会社は債権として200万円の診療報酬を買い取ります。そして手数料を3%とすると、ファクタリング会社はそこから3%、つまり6万円引いた金額をあなたの医院に入金します。売掛債権譲渡損として、この6万円を計上することになるのです。

もしこれが金融機関の融資や借入だったとすると、入金されたお金は負債の欄に記載することになるので、貸借対照表(バランスシート)は悪くなってしまいます。ですが、ファクタリングの場合は先ほどからお話しているように、負債ではなく売掛債権譲渡損という扱いになります。負債を増やすことなく資金調達ができるということになるので、バランスシート上も良い状態が保てるわけです。
また、ファクタリングは非課税取引の扱いとなりますので、債権として買い取ってもらう診療報酬債権の譲渡は、消費税をかけることができないのです。このこともしっかりと覚えておきましょう。

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